tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

日本経済の浮揚に今何が一番大事か(続)

2020年11月20日 15時31分41秒 | 政治
日本経済の浮揚に今何が一番大事か(続)
 新型コロナの第3波の感染拡大が、容易でないことになりそうな気配があります。
 新規感染者数は、東京では今日も500人を超え、北海道は初めて300人超え、全国は2400人超です。週間倍々ゲームです。

 政府は相変わらず、最大限の関心を持って注視、とか万全の対策tか言いながら、Go Toは継続と繰り返していますが、結局は、国民一人一人が気を付けることを期待して、政府はすでに決定したことは変えるつもりなない、というお考えのようで、国民が安心するような対策は聞けないようです。

 現実問題として、ここまで拡散してさらに放置するのは、どうしようもなくなって、緊急事態宣言を出す以外に打つ手はないという事になるようです。それでも、アメリカに比べれば、まだまだ余程良いというのでしょうか。

 繰り言をいっても仕方ないのですが、コロナ禍も火事や公害問題と同じで、火事なら初期消火、公害なら汚染源で止めるのが常道です。日本の場合は初期消火に当たる緊急事態宣言は良かったのですが、あの段階で検査を徹底し、感染者の完全隔離を目指せば、制圧の成功したのでしょう。

 然し現実は、それはせず、急速に経済活動の活発化に熱心になり、市中に保菌者を放置したままGo Toキャンペーンまで突っ込みました。頼みは、国民個人個人の努力でした。
 その結果は、経済活動の活発化とともに、コロナ汚染も拡大の一途です。ここまで拡散してしまったら、検査、治療、薬剤のコストはますます巨大になり、労力も人的損害もこの春とは比較にならない規模になるでしょう。

 しかし、このままでは、はっきり言って放置するわけにはいかないのです。いくら遅ればせでも、1日も早く手を打つことです。隔離施設、医療施設、医療従事者が絶対的に不足しないうちにです。

 そのために先ずやらなければならないことは、「誤りを認めること」でしょう。無理な景気浮揚策はやめるのです。当面はコロナ退治に専心して、それが出来て初めて日本経済の再建に尽力するのです。二兎を追ってはいけません。

 カギはすでに指摘しましたように、検査の徹底と、隔離施設、医療施設、ワクチン・治療薬開発に、全力を挙げるのです。国民は協力するでしょう。

 今、日本経済の浮揚のカギは「コロナ退治」です。コロナに勝ってから、改めて出直すことです。遅きに失しましたが、未だ、可能性はゼロではありません。

 そのために、今政府がやるべきことは「一度政府がいったことは絶対正しい」と言い張ることを止める事でしょう。
 「誤って改むるに憚る事勿れ」という諺に素直に従う事です。

 迂遠ですが、今の最高の経済浮揚策は、「政府が同じことを言い張らない」ことだと考えています。

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